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久木田 豊; 安濃田 良成; 田坂 完二*
Nucl. Eng. Des., 131, p.101 - 111, 1991/00
被引用回数:24 パーセンタイル:90.25(Nuclear Science & Technology)ROSA-IV計画LSTF装置によるPWR小破断冷却材喪失事故(LOCA)及び異常な過渡変化に関する総合実験の第1期(第1次模擬燃料体を用いた実験、85年5月~88年8月)の主要な成果について述べる。本実験期間には合計42回の実験が行われ、内訳は小破断LOCA実験29回、異常過渡実験3回、1次系内の自然循環を定常状態で模擬した実験10回であった。これらの実験によって、小破断LOCA時及び異常過渡時におけるPWRの基本的熱出力挙動、特にループシールクリアリング現象、リフラックス冷却過程など、冷却材が減少した状態における炉心冷却を支配する種々の現象が解明された。
松本 純一郎; 五十嵐 信一
日本原子力学会誌, 25(12), p.993 - 1003, 1983/00
シグマ特別専門委員会では、その活動状況を2年毎に日本原子力学会誌に報告している。これは第10回目のもので昭和56、57年度の核データ収集・評価活動の報告である。まずシグマ委員会内の約10ワーキンググループの作業実績の簡単な報告、その他の国内、国外活動に報告に始まり、次いでトピックスとして、本期間の最大の実績であるJENDL-2の完成とその積分的検証、Feの遮蔽のベンチマークテストについて述べている。それから57年度より開始したJENDL-3(Japanese Evaluated Nuclear Data Library)の目標と中性子断面積評価の現状、およびガンマ線生成核データについて報告している。最後に最近新しい分野から要求の高い核データについての調査報告と将来のスコープを述べている。